冷却コイルを設計・導入し、井水を有効利用して冷風を供給した事例

 

お問い合わせのきっかけ

新潟県中魚沼郡津南町の某製造工場のお客様からのお問い合わせでした。
弊社主催の暑さ対策セミナーをきっかけにお問い合わせをいただき、工場へお伺いしました。
セミナーでご紹介した、「ランニングコスト90%省エネ」井水を利用したユニットクーラーに興味を持たれておりました。

お困りごとの内容

夏期にコンプレッサ室の室温が40℃以上に上昇することがあり、オーバーヒートを起こし製造に影響が出る状態でした。
コンプレッサ排気はダクトで室外へ排出していたが、給排気のバランスをとるため、給気は生外気を導入していました。
そのため、機器の発熱と相まって室温が上昇する傾向にありました。
空調機の導入により、室温を下げる検討もあったが、エネルギーコストが膨大になり断念。
そこで、井水は豊富にあるということだったので、給気口に冷却コイルを入れ外気温度を下げた状態で給気することを提案。
見積に先立ち、デモ機により井水を利用した際の冷風体感を行い、13℃の冷水で15.4℃の吹出温度(4月7日時点)が確認できました。
既設有圧扇の能力と静圧を考慮したうえで、冷却能力の算出と冷却コイル設計を行い、空気量280㎥/min冷却能力159.600kcal/h(185.6kW)の井水仕様冷却コイルを導入して頂きました。

効果

夏場20℃以下の冷風を供給することにより、以前のようにコンプレッサが緊急停止することもなくなった。
適切な給排気設計を行えたことで、室内が陰圧になることもなく良好に運転していると伺いました。

施工後の写真

 

今後の展開

電気工事だけでなく、設備工事のできることを知って頂き、別案件の引き合いを頂いております。

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