電力マネージャー
使用電力量の見える化を実現
電力マネージャーは適切な電力運用をご提案し、継続することによって結果的に「電気料金を下げるお手伝いをするシステム」です。
そのためにはまず「現在の状況を正確に把握すること」が重要です。
電気料金の仕組み
月々支払っている電気料金は、概ね以下の公式で算出されています。
デマンドとは
基本料金を左右するデマンドとは、30分単位で使用した最大電力量のことです。
1年間で最も使用電力が大きい30分間の値を元に基本料金が決められます。
※1年間(30分間×17,520回)のうち、17,519回は電気を10使用していても、たまたま1回だけ100使用したとすると、たった1回の100によって基本料金が決定し、その料金が1年間継続します。
「電力マネージャー」を使うことにより、デマンド監視ができるので、たまたまの1回を見逃さないで済むなど、様々な対策を打つことができます。
電気料金プランの選定
電力会社ごとにいくつかの電気料金プランが用意されています。


電力マネージャーの仕組み
電力マネージャーの導入方法
まず、エネルギーマネジメントを始めるにあたって、現状の電気の使用状況を確認しなくてはなりません。
電力マネージャーはいきなりフルスペックでの導入をせずSTEP1~STEP3の3段階での導入方式を推奨しております。
理由は大きく2つで、『初期導入費用を抑える』『データ収集により無駄となるSTEP UP費用を防止する』となります。
①調達の確認
電力マネージャーは、毎分ごとの電力データを自動的に記録・解析・グラフ化します。
これにより、契約プランの妥当性を確認することができます。



②対象の確認
企業と家庭とでは電気料金の契約の仕組みが異なります。
家庭(低圧)ではブレーカーの大きさによって基本料金が決まりますが、企業(高圧)ではデマンド値(30分間の電気の使用量)を元に基本料金が決められます。(デマンド契約)
よって、企業ではデマンド値と電気使用量の両方を考慮して電気を使用しなければなりません。
電力マネージャーをしようすれば、現在の電力の使用状態が一目でわかります。
デマンド値、電力量などどの部分を対策すれば効果が出やすいのか検討するための材料として大変便利です。
- 使用電力量を1分ごとに計測し、記録します
- 電力会社の使用電力量だけではわからない、電力量の種別も計測します
- 何に対して対策すれば効果が出るのか、グラフで判断できます
- 各系統のデータをCSVでダウンロードできます
③運用の実施
電力マネージャーは契約電力の無駄を押し下げるだけでなく、毎月の最大需要電力に対しても負荷制御をかけることも可能ですので使用電力の押し下げにもつながります。