フロン漏えい検知IoTとは
フロン漏えい検知IoTを冷凍機に取り付けることで、超音波を利用し、フロンの漏えいを約10%の段階で、早期発見できます。
フロンの漏えいを早期発見するメリット
フロン漏えいの早期発見のメリットは以下の3つです。
1.漏えい量の削減
フロン法の算定漏えい量に達することを防ぎます。
2.コスト削減
冷媒不足による冷凍機の連続運転を防ぐことで、電気代や修理費の増大を防止します。
3.設備の安全稼働
在庫や販売機会のロスを防ぎます。また、機器の長寿命化に繋がります。
フロン漏えい検知IoTの3つの特徴
特徴1.フロンの漏えいを超音波で早期発見
特徴2.冷凍設備をIot化
特徴3.電気代や修理コストの削減
特徴1.フロンの漏えいを超音波で早期発見
フロンの漏えいによって、冷凍機内を循環する液状のフロンが凝縮しきれず、小さな気泡が発生します。
超音波を利用すると、肉眼では見ることのできない小さな気泡を瞬時に検知し、温度警報が出る前にフロンの漏えいを早期発見できます。
フロンが不足すると、冷凍機の能力が落ちます。その結果、稼働率が上がり、連続運転となり、電力消費量が増加します。
その電力消費量は気が付きにくいものの、想像以上に大きな電力となってしまいます。
しかし、フロン漏えい検知IoTを用いることで、それらを管理することができます。
特徴2.冷凍設備をIot化
電力量(電流)や吸入温度、吐出温度、液冷媒温度、外気温度などの様々なデータを24時間収集し、測定、監視することで、独自のシステムが漏えいを判別します。
収集したデータは10分毎に自動でサーバーへ送信されますので、現場へ行かずに、Web上で冷凍機を一括管理することができます。
漏えいを検知した場合、担当者へ自動でメールが送信されます。
液冷媒温度や外気温度など収集した設備運転データを、グラフ等で表示し管理することができます。
また、CSVデータでダウンロードすることができます。
フロン排出抑制法対策にも活用
収集したデータを、フロン排出抑制法の「簡易点検」及び「定期点検」にて管理者が作成・保存すべき書面の「点検整備記録簿」としてご活用いただけます。
ご必要に応じて、Web上でダウンロードして頂けます。
特徴3.電気代や修理コストの削減
経済産業省によると、スーパーマーケット等で使用される別置型ショーケースは、稼働中機器から年間16%のフロンが漏えいしています。
また、日本冷凍空調工業会の実証モデル事業によると、フロンが30%漏えいした状態で運転した場合、温度異常が発生し、能力不足の状態で使用することとなるため、電気代が平均40%増となります。
フロン漏えい検知IoTはフロン漏えい率を約10%の段階で早期発見することができるため、封入量から計算した下記のコスト削減が可能です。
電気代の削減
※電気使用量が10店舗の平均で1店舗当たり133.125kw、稼働率65%、1kWhの電気料金が16円の場合
※平均7.4台の冷凍機を保有している東北地方合計10店舗のスーパーの1店舗当たりの平均
修理代を削減
※年間16%、75㎏のフロン漏えい量が、10%の46㎏に減った場合
※1㎏当たりの充てん作業量費用が500円、1人工当たりの漏えい検査修理費が35,000円、1回の調整費が50,000円と仮定した場合
※平均7.4台の冷凍機を保有している東北地方合計10店舗のスーパーの1店舗当たり平均
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