いつもお世話になります。株式会社コイデンです。
皆様は保安点検後の指摘事項への対応はお済みでしょうか?
受変電設備の保安点検は、保安協会に依頼されている企業がほとんどです。
電気設備担当の方が受変電設備について詳しいという場合もありますが、時にはあまり知らずに保安点検後の指摘事項について、詳しくわからないまま電気工事会社に依頼しているというケースもあるようです。
指摘事項をそのままにしてしまうと、大きなトラブルに繋がるリスクがございます!
すぐに、ご対応されることをおすすめします!
このような方は、最後までご覧ください!
✅ 指摘事項についてどのような指摘なのかがわかっていない
✅ 保安点検は何をしているのかわかっていない
✅ その指摘事項の重要性がわかっていない
✅ 社内で詳しい人がいなくて困っている
✅ 詳しい人はいるものの、その知識の継承がうまく行っていない
本当にあった電気設備のトラブル~未然の対策を~
①PASの経年劣化トラブル
PAS設置後20年程度経過しており、設備帳票点検時に経年劣化と指摘されていました。
しかし、予算確保ができないという理由で、指摘事項をそのままにしていました。
場内の地絡事故によりPASが遮断。復旧したいが、PASの故障から復旧できず。
そのため、復旧にあたり2日間の工場停止
部品の調達だけではなく、電力会社の工事手配が必要であるため、工事をしたくてもできなく2日間工場停止を余儀なくされました。
②遮断器の絶縁不良トラブル
遮断器(VCB)は設置後かなりの年数が経過しており、台帳調査で指摘をされていました。
絶縁抵抗試験・目視では指摘事項は無かったため、そのまま放置していたところ、VCBの端子部分の絶縁不良で地絡事故が発生しました。
その結果、復旧にあたり3日間の工場停止
型番が古く、同等品がなかったことが工場停止期間が延びた理由となりました。
また、新型番の部品と、それの接合工事が必要になってしまいました。
③継電器の誤動作トラブル
継電器試験時に誤動作に関する指摘がされていました。
しかし、稼働上の問題・不具合は発生していなく補修・更新工事はしていませんでした。
経年劣化から設定電流値を超えても電力供給が止まらず、変圧器側のLBSで停止、大惨事にいたりませんでした
しかし、復旧にあたり2日間の工場停止を招きました
変圧器LBSは予備品等で対応ができたが、継電器は取り寄せが必要で2日間の工場停止を余儀なくされました。
高圧受変電設備、分電盤の交換推奨期間
受変電設備の交換推奨期間
■変圧器:20年
■遮断器・断路器:20年
■高圧交流負荷開閉器:15年
■コンデンサ:15年
■電力フューズ:15年
■VT/CT:15年
■避雷器:15年
■高圧ケーブル:15年
分電盤の交換推奨期間
■リミッター(サービスブレーカー):10年~15年
■主幹ブレーカー(漏電ブレーカー):10年~15年
■分岐ブレーカー(過電流遮断器):10年~15年
まとめ
いかがだったでしょうか?
コイデンでは高圧受変電設備の保安点検の指摘事項への対応が可能です。
不安な事項がある際は、お気軽に弊社にお声がけください!!